2004年10月1日金曜日

夏休み最後の日

72772028.JPG部屋の中央部。27インチ巨大テレビ。

今日の仕事は苦しかった・・・・。
朝5時に目覚め、6時に集合し、7時半から工事現場で、その後15時半から22時まで美術館での仕事で、帰宅したのは深夜0時だったのだ。
工事現場で運ばされた鉄板、鉄骨が物凄く重い。
美術館の作業は逆に、待つのが仕事って感じだった。
だが、今日は作業については語るまい。
作業中に僕がふと感じてしまったことについて書こうと思う。

正常な人間なら、1日に数回は鏡を見るだろう。
そのとき、鏡に映っているっているのは誰ですか?
正常な人間なら、それは当然自分自身であると答えるだろう。
だが、今日の僕はそうではなかったのだ。

時間は夜8時、美術館での作業中、心身ともに疲れ果てているところ、
ちょうど良く休憩時間となった。
美術館から支給されたおにぎりとお茶で食事しつつ正面を見ると、
そこには巨大鏡があった。
そこには僕の全身像が映っているわけだが、
どういうわけかそのとき、それが自分自身とは信じられなかった。
周囲では大工さん達がおにぎり片手に楽しそうに会話している。
自分の娘がどうとか、ビールがどうとか、人の噂話・・・・。
それに対し、僕一人だけが、黙って、下を向いて、モグモグおにぎりを食べているだけだ。
その姿を鏡で見たとき、僕はそれが本当に自分なのかと疑った。
自分一人だけが極めて浮いている。
もしかして、自分はすでに死んでいて、浮遊霊としてこの場にいるのではないか、それほど異質な者だった。

なぜこんなことを感じてしまったのだろうか?
その状況が自分の理想とはあまりにもかけ離れていたからだろうか?
この日記を読んでいるあなた、もう一度鏡を見て欲しい。
それは自分自身だろうか?何か違和感を感じたりしないだろうか?
もし違和感を感じたならば、あなたは無意識に現実逃避しているのかもしれませんよ。

こうして僕の夏休みは終了した。
明日より大学での後期の授業が始まる。
僕の真の戦いはこれから始まる・・・・。

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