今日も何も無い1日が過ぎてしまった・・・・。
さて、新潟で地震が起きたのはみんな知っていることだろう。
こういうとき、ニュースでは必ずその日に誕生した赤ちゃんが報道される。
・阪神大震災当日に生まれた赤ちゃん
・越中地震当日に生まれた赤ちゃん
・同時多発テロ当日に生まれた赤ちゃん
・原爆投下の日に生まれた赤ちゃん
どれも死人が多く出た惨事だが、その中で新しく生まれた命ということで、
このような赤ちゃん達は「希望の象徴」として扱われる。
実は、僕もまた、災害に関係する誕生日なのだ。
伊勢湾台風をご存知だろうか?
死者5000人を出した、戦後最大の台風だ。
この台風が日本を直撃したのが9月26日で、年は違うが僕の誕生日も9月26日なのだ。
誕生日のたびに祖母からこの台風について聞かされたものだ。
だが、僕の場合、決してテレビに映るような「希望の象徴」ではなかった。
大勢の人の命を吸って生まれてきた「災いの象徴」として扱われてきた。
実際に、この9月26日には災いが多い。
・平成16年ハリケーン「ジーン」がアメリカを直撃
・平成15年北海道釧路沖でマグニチュード8の地震
・平成13年三宅島噴火
最近ではこんな感じだ。
幼い頃には台風の直撃で、
誕生日にお出かけする予定が潰れたことも2回ほどある。
そのたびに、雨男だの、天災を呼ぶ子供だの、散々に言われてきた。
このような幼少期の経験からだろうか?
テレビで災害当日に生まれた赤ちゃんなどを見ても、決して「希望」などとは思えなくなった。
むしろ、僕以上の「災害児」であるようにしか見えない。
僕は地震当日に生まれたあの2人の赤ちゃんが心配だ。
今だけはテレビで「希望」として扱われるが、
来年以降、周囲の大人からは僕以上の「災いの象徴」となることだろう。
20年後、僕のような人間にならないことを切に願う。
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