昼過ぎに、偵察を兼ねて研究室に顔を出してみた。
一つ気づいたことがある。
ここには、ランチメート症候群は存在しない。
ランチメート症候群
昼食を一緒に食べる仲間がいないことを恥ずかしいと考え、必要以上に神経質になり、精神的に落ち込んでしまう現象。大学生、もしくはOLなどの若い女性に多い。
誰かを昼食に誘おうと思うものの、断られることを恐れて自分からは誘えないことに葛藤したり、逆に友達の予定を抑えることに必死になったりして、神経をすり減らす。自分が一人ぼっちで過ごしている姿を他人、特になまじ関係者に見られることを極度に恐れる。同僚が来ないような、自分とは無関係の遠くの場所まで行って昼休みを過ごすなどの行動傾向がある。
昼休みというのは、飲み会などの行事とは違って毎日必ず訪れるために、次第に昼休みを迎えるのが憂鬱になり、やがては鬱病となって、学校や会社に行くことが出来なくなってしまう場合もある。
僕は、研究室というのは、
お昼時には教授も学生も全員集合して、
みんなで食堂に行って昼食をとるものだと思っていたのだが、
それは僕の勝手な思い込みに過ぎなかったようだ。
この研究室の場合、
ある人は勝手に食堂に行き、
ある人はコンビニでパンでも買い、
ある人は研究室内の湯沸かし器でカップラーメンを作っている。
つまり、一人で行動するのが基本的な行動パターンであり、
そのため、ランチメート症候群も存在し得ない。
こりゃ助かったぜ。
僕は自分でお弁当でも用意するとすっか。