世の中、上には上がいるものだ。
さすがの僕でも、便所飯は未経験だよ。
僕が大学内部で食事をする場合、
大抵は生協でパン2個とジュースを買い、外の解放区域に座って食べる。
その時間、僅かに5分。
開放区域は人通りが激しいため、
誰かに見られているような気がして居心地が非常に悪い。
本当に知り合いが通りかかって、こんな所を目撃されたら最悪だ。
速攻で食べて、生協の中に戻り、本を立ち読みする。
雑誌コーナーには、パソコン雑誌やアニメ雑誌が置いてあって、
僕を遥かに超越したキモオタが大量にウロウロしている。
ここなら特に心配なことも無い。
落ち着いて、昼休み終了まで立ち読みを続ける。
これが僕の昼休みだ。
にしても、便所飯とは・・・。
想像するだけで哀しくなってくるな。(´・ω・`)(´;ω;`)(´・ω・`)
正午12時00分、講義終了。
他の学生がワイワイガヤガヤしている中、ヒッソリと講義室を出る。
そのまま生協に行き、昼食を買う。
ソーセージパン、メロンパン、午後の紅茶。合計350円。
何を食べるか選んでいると、後から他の学生が来て込み合ってしまうので、
毎日必ず同じメニューだ。
ビニール袋は貰わず、直接カバンに投入する。
こうすれば、食べ物を持ってトイレに入ることを人に知られない。
そして、そのままトイレに直行する。
四方を壁に囲まれた、1㎡ほどの狭い空間。
なぜだか分からないが、広い所よりも、こういった狭く暗い場所の方が落ち着く。
しかし、所詮はトイレだ。食事をする環境ではない。
いつ人が入ってくるかも分からないし、長居はしたくない。
パンを取り出し、全速力で喉に押し込む。
モグモグ・・・モグ・・・グッグッ・・グッ・・・。
1個1分、喉に詰まりそうだ・・・・。
本当なら、おにぎりやサンドイッチの方がすばやく食べられるのだが、
ああいいった鮮度が大事な食べ物だと、
なんだかトイレの雑菌が付着していそうな気分になるのでダメなのだ。
2分で食べ終え、トイレを出る。
そして、歩きながらジュースを飲み、詰まりかけた喉を潤す。
これで食事は終了だ。
次の講義の講義室へと向かう。
本当は行きたくないに決まっているが、他に行くアテも無いので仕方が無い。
気分を落ち着けるようにしながら、ゆっくりと歩いて向かう。
講義室に到着。昼休みは残り40分。
とりあえず、残っているジュースを一口。
やることが無い・・・。
このために一応、文庫本を用意してきているのだが、
周囲に人がいる環境では落ち着かず、やはり読む気にはなれない。
仕方なく、顔を伏せて眠る。
実際に眠るわけではない。寝たフリだ。
自分の顔を周囲に晒しているのが辛いのだ。
そのまま寝たフリをして、残りの時間が過ぎるのを待つ・・・。
こんな感じか?
(´・ω・)カワイソス