なぜ僕にそんなことが分かるのか?
それは、僕自身がちょっぴりそういう能力を持っているからだ。
ほら、今も誰かが僕の名を呼んでいる。
聞こえるだけで見えないけどな。
一度でいいからブラウン管を通さずに心霊写真を見てみたい。
本物の幽霊を見てみたい。
しかしだな、だからと言って心霊スポットには絶対に行きたくないんだ。
ビビってるんじゃない。
本当に呪われることを恐れているだけだ。
もう一度言うが、霊というのは存在する。
そして、心霊スポットがそう呼ばれるようになったことにはそれなりの経緯が存在する。
よって、心霊スポットってのは面白半分で行っていいような場所じゃないんだ。
そういや、大学1年の頃に、1度だけ不気味なトンネルに行ったことがあるな。
確かに、あのトンネルには何かを感じた。
たぶん本物だろう。
もしかして、僕が留年しているのはあのトンネルの呪いじゃないだろうか?
だから、僕の代わりに心霊スポットに行って、心霊写真撮影に挑戦してくれる人を募集中。
心霊写真は持っているだけで呪われる危険があるから、保存もその人に任せる。
なお、僕から一つ、情報を提供しておこう。
恐山はかなりの高確率で撮れる。
数十枚も取れば、一つや二つは取れてるらしい。
じゃ、夏休みにどこかに出かけようと思っている人、よろしく頼むよ。