2004年9月18日土曜日

僕が名古屋に帰ってきた日

実に7週間ぶりとなる。
運転免許証を握り締め、名古屋よ、私は帰ってきた!!
ひさしぶり、いや、もはや懐かしく感じる。
洋服や靴、本などを詰めた重いカバン2つを手に持ち、僕は地下鉄本山駅へと降り立った。
ここから自転車に乗り、我が家へと帰るのだ。

・・・・・。
無い。自転車が、無い・・・・。
ちゃんと駐輪場に置いておいたはずなのだが。
管理人に尋ねてみる。
「そんな昔の、とっくに撤去しちゃったよ。」
どうやら、この町は僕の帰還を好ましく思っていないらしい。

仕方が無い。
僕は重いカバン2つを持ち、一人40分ほど歩いて我が家へと帰ってきた。
電気代の請求書が落ちている。2500円。
これはつまり、冷蔵庫代を意味する。
我が家の冷蔵庫は存在するだけで2500円使うようだ。
やっとのことで肩の荷を降ろし、水でも飲もうと台所へと向かった。
そこには、腐った生ゴミが袋詰めにされて置かれていた。
そうだ、うっかり外に出すのを忘れておいてしまったんだ。
袋の中はもはや原型を留めておらず、何が何だか判別が付かない。
指定日ではないのだが、僕は無視して外に出した。
どうやら、この家は僕の帰還を好ましく思っていないらしい。

さて、僕はさっそく自転車回収所へと向かった。
自転車という足が無い僕は、やはり歩くしかない。
また40分ほど歩き、到着する。
・・・・。
無い、どこにも無い。
管理人に尋ねてみる。
「ここに無いなら、無いんだね~。」
どうやら撤去される前に盗まれたようだ。
仕方が無い。
僕はすぐにギガスへ行き、9700円の自転車を買った。
どうやら、この町は僕の帰還を好ましく思っていないらしい。

シートの硬い自転車で帰路につく。
すると、ある交差点にて、
前方から派手な車が、右方からタクシーが走ってきた。
キキキキーーー、ドンッ!!
僕の目の前で交通事故が発生した。そして、バランスをくずした派手な車が、僕のほうへ突っ込んできた。
ドンッ!!
その車は、僕のすぐ傍のガードレールに激突して止まった。
あと2メートル横にいたら、僕は大怪我をしていたことだろう。
どうやら、この町は僕の帰還を好ましく思っていないらしい。

ここまで書いて疲れた。
危ないから今日はもう一歩も家から出ない。
じゃ。

1 件のコメント:

  1. ゆきひとひら2004年9月18日 23:56

    おかえりなさいませ。
    なんだか大変だったみたいですが、
    無事で何よりです。

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