2006年6月25日日曜日

日程

そろそろ、研究室生活のパターンというものが見えてきた。
流年者はどのような研究生活を送っているのか、ご説明しよう。

流年者の所属する研究室は、大学設立当初から存在する歴史ある研究室で、
溶接の研究を行う場所である。
溶接といっても、単純に鉄と鉄をくっつければいいというものではない。
より頑丈で、より早く、より低予算に、より臨機応変に・・・。
より世界を豊かにするために、勤勉なる学生が日夜研究に励んでおり、
工作室では、連日連夜実験を行い、試行錯誤を繰り返している。

しかしながら、中には実験をサッパリ行わない学生も存在する。
それが流年者である。

流年者は、大学という空間があまり好きではなかった。
また、これから大学院に進む他の学生と違い、今年度限りで大学を去る。
そのため、彼が望んだ研究テーマは、

・出来る限り、大学に行かなくてよい。
・出来る限り、自分一人で遂行する。
・実験ではなく、紙の上で完結する。

こんな研究である。
こんな都合のいい研究テーマが、存在するだろうか?
それが、都合よく存在したのだ。

研究テーマは、ようするに、「計算」である。
式に数値を入れて答えを出す、普通の計算。
それをパソコンで行う。
式も数値もすでに用意されているので、流年者の任務は、
数値をパソコンに入力することだけである。
1日で終わってしまいそうだ。
あとは、その結果をコピペして、感想を書いて終わり。

しかし、それではあまりにも怠慢過ぎるので、
毎週火曜日に、その計算の意味を知るための勉強会が開かれている。

月:休み
火:14:00~15:30 勉強会
水:休み
木:休み
金:8:45~12:00 サクラ
土:休み
日:休み

サクラとは、教授が受け持つ授業の人数を増やすための動員のことだ。
黙って座っているのが仕事。

つまり、流年者が頑張っているのは、毎週火曜日の1時間30分のみ。
あとは、たまに英文数ページを訳す仕事が回ってくるだけ。
暇で暇で暇で暇でたまらない。

ちなみに、来週の勉強会は、先生の出張でお休み。
先生は出張が多いので、この2ヶ月で2回しか開催されていない。

こうして、流年者は何の意味も無い研究室生活を送っているのだ。

15 件のコメント:

  1. ちょっとひどすぎないか・・・
    一応理系だろー
    実験や研究がしたくて工学部に進んだんじゃないの?
    まぁ大学が嫌いになったらそんな事言ってられないの
    かもしれないけど・・・

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  2. ��ラヤマシス

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  3. ��しかしながら、中には実験をサッパリ行わない学生も存在する。
    ��それが流年者である。
    スマン。爆笑した‥。

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  4. 学士取れれば何でもよしです

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  5. これは流石に3留しそうにないな・・・w

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  6. 達成感わかなそ…(-_-;)

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  7. 楽に行こうと計画したわけだが、
    やりすぎたようだ・・・。

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  8. サクラってすげーw

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  9. 計算の手法でもめっさ勉強してみたら?

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  10. 僕の任務は、ソフトの使い方を解析すること。

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  11. なんて無気力なんだ…。
    まぁ大学辞めそうな俺よりは立派な生活ですね-_-;

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  12. 退学という選択肢だけはNO。

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