2006年3月2日木曜日

就職方針解説

なぜ、僕が大日本印刷を第1志望としたのか、
その理由を聞きたいとリクエストがあったのでお答えしましょう。

しかし、その前にまず、僕の人生観を語らねばなりますまい。

僕は幼き頃より、「一つのことに打ち込むのは良いことだ。」と思っていました。
理由は、周囲がそんな雰囲気だったからです。
小さな頃から宇宙飛行士を目指し、NASAに入り、夢をかなえた人。
小さな頃からサッカーの練習をして、プロになってスター選手になった人。
幼き頃の僕は、テレビでそのような話を聞き、
自分もそのようになりたいと思っていたものでした。

しかし、大学での留年生活は、そんな僕の人生観に変化をもたらしました。
一つのことに集中するのは、必ずしも良い事なのか?
日本人の心意気、職人気質、プロ意識・・・。
ニュースを見れば、そういった話は毎日のように耳にしますが、
それは必ずしも良い事なのでしょうか?

例えば、イチローはきっと、幼い頃よりずっと野球の練習をして、
今のようなスター選手になったと思われ、それは大変美しい話だと思います。
しかしながら、プロ野球選手になった人間でも、
そのほとんどは特に名を上げることもなく、ひっそりと消え去っていったはずです。

そうした消え去っていった選手も、きっと幼き頃より野球の練習ばかりしていたことでしょう。
小学校から大学まで、他の事は何もしなくていい。野球だけやっていればいい。
昼休みには友達とみんなで外で遊び、部活では心身共に鍛え・・・。
そのような姿は、僕のように休み時間は図書館で本を読んで過ごし、
家では何となく漠然と勉強している子供よりもずっと良い、
青少年としての理想的な姿であると評価されていたと思います。

しかし、世の中は広く、それでも自分の及びもしない人間が沢山いるわけで、
その結果、プロに入ったものの、特に目立つこともなく、25歳くらいで引退。
そのような選手はどうなったのでしょうか?
高校の野球監督とかになれればいいですが、はみ出る者も多いでしょう。
いつか見たテレビでは、派遣社員の肉体労働をやってる人が出演してました。
最近は元ピッチャーが強盗殺人をやらかして無期懲役を喰らったってニュースを聞きました。

真面目に勉強して頭もいいはずなのに大学に入れなかったり、
弁護士を目指して20年経ってしまったり、
株で生計を立てようとしてたのにライブドアショックを喰らったり・・・。

そうした話を見たり聞いたりしているうちに、
僕の人生観は、一本気質から、バランス重視へと移り変わって行きました。
つまり、何か一つだけに特化した人間ではなく、
何でもそこそこに出来る上で、ある分野に長じた人間になろうと、
そう考えるようになりました。

『何でもそこそこ』
その一例が、
走るのが苦手でもたまにはランニングしてみたり、
料理人になるわけではなくとも料理の腕を磨いたり、
プログラミングを学んでCGIを作ってみたり、
ヒッキーだけど飲み会があれば参加するよう努めたり、
ハーモニカを練習してみたり、
パソコンでショボショボと絵を描いてみたり、
アニオタではあれど刑事ドラマや時代劇を楽しんだり、
派遣会社に登録して肉体労働のバイトをしてみたり、
善行をする一方で悪行を重ねてみたり・・・。

その中で、自分なりに色々なことを考慮した結果、
他よりも多めに力を注ごうと狙いを定めたのが、
IT系パソコン系の分野なのです。

会社選別編へ続く

4 件のコメント:

  1. そこの解説は次回death。

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  2. DNP、いいですよね。
    実は3回ほど説明会、技術講演会に参加させていただきましたが、印刷技術を応用して多種多様な分野に進出している面白い企業だと思いますよー。

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